Second Life(SL)では、リアルのSNSとはちょっと違う「人とのつながり方」が用意されています。
ただのフレンド申請だけではなく、Calling Card(名刺)、グループ参加、コンタクトセット(Firestorm専用機能) など、
それぞれに意味や使いどころがあるんです。
このページでは、それらの違いと上手な使い分け方をやさしく解説します。
フレンドとは?
Second Lifeでの 「フレンド」 は、相互同意によって成立する明確な関係です。フレンドになると、お互いのオンライン状況が表示されたり、IM(インスタントメッセージ)を送りやすくなります。グループへの招待やテレポートの送信などもスムーズになります。
実際には「友達」ではなく、「連絡先」の表現のほうが近いです。
✅ こんなときに使う
- しっかり会話したい相手
- 今後も関わっていきたい人
- よく来る常連さんや友人関係
※ただし、「一度会っただけでフレンド申請」は負担に感じる人もいるので注意!
Calling Card(名刺)とは?
Calling Card(名刺) は、フレンドになると自動的に交換される「名刺」 のようなものです。また、相手から「名刺を渡す(Give Calling Card)」操作によって個別に渡されることもあります。一度入手したCalling Cardは、たとえフレンドを解除してもインベントリに残ります。
この名刺を通じて、相手のプロフィールを確認することができます。ただし、自分で勝手に作成することはできず、必ず相手から渡されるか、フレンド関係のときに入手する必要があります。
✅ こんなときに使う
- フレンドを解除しても、相手を覚えておきたいとき
- プロフィールをすぐ確認したい人を管理したいとき
- 名刺の受け渡しを通じて、軽い交流の第一歩にしたいとき
※Calling Cardは「自分で勝手に作る」ことはできません。必ずフレンドになったときや、相手からもらった場合のみ入手できます。
グループとは?
グループは、Second Lifeでの 「所属」や「共通の興味を持つ仲間とのつながり」 を示すシステムです。加入は任意で、Basic(無料)アカウントでは最大42個まで所属可能 です。グループ内では専用のグループチャットや通知の共有、役職の設定、グループ限定アイテムの配布など、さまざまな機能が使えます。
主に、共有の土地の管理や、複数人で家具を置く、プライベートエリアに入れるなど、グループならではの使い方があります。
✅ こんなときに使う
- 同じ店やイベントを応援したいとき
- 交流のある場所の一員として所属したいとき
- 商品購入特典や、着用アイテムにグループが必要なとき
コンタクトセットとは?(Firestorm機能)
コンタクトセットは、Firestormビューア専用のユーザーのラベル分け機能です。追加したいユーザーをカテゴリごとに分類して整理できます。たとえば、「常連さん」「様子見」「お仕事関係」など、自分の基準でラベルをつけて管理ができます。
フレンド機能と違って、相手の承認や同意は必要ないのも利点です。
✅ こんなときに使う
- 人数が増えてきて管理が難しくなってきた
- 距離感に合わせて接し方を変えたい
- 特定の人への通知設定を細かくしたい
- 地図やチャット発言に色をつけて見やすくするなど
それぞれの使いどころ・選び方
状況 | おすすめの機能 |
---|---|
軽く話しただけ | Calling Card(名刺)だけでOK |
また会いたいと思った | Calling Card+様子見グループ加入 |
よく来る人 | フレンド申請も検討 |
会話の頻度が高い | フレンド+グループ+コンタクトセット活用 |
相手との距離感や、自分のスタイルに合わせて使い分けることが大切です。
おわりに:あなたらしい“つながり方”を
Second Lifeでは、リアルよりも「つながる手段」が選べます。
すぐにフレンドになる必要はありません。
相手をそっと見守るのも、名前を覚えておくのも、深く関わるのも──全部OK。
あなたらしい距離感で、やさしくつながれる方法を見つけてみてくださいね🌸