「どこかに行きたい。でも、どこへ行けばいいのかわからない──」
Second Lifeをはじめたばかりのあなたが、そんなふうに立ち止まってしまったことがあるなら。それは、ごく自然なことです。
広すぎる世界。無数の場所。知らない人たち。
地図も目的地もない旅のはじまりに、ちょっとした“きっかけ”があれば──
それが、さいたまメトロです。

🚇 小さな駅から、物語が始まる
さいたまメトロは、Second Lifeのあちこちに点在する“仮想の地下鉄”。
現実の鉄道ではなく、ユーザーたちがつくった“駅”を通じて、街と街をゆるやかにつないでいます。
どの駅にも「路線図パネル」が置かれていて、駅名をクリックすればその場所へテレポート。
それぞれの駅には、誰かのこだわりと、小さな世界が詰まっています。
いま、あなたが立っているその場所から、
ただクリックひとつで、誰かの作った世界へ飛びこめる。
それが、さいたまメトロの魅力です。
❓どうやって使うの?──“路線図”が旅のカギ
さいたまメトロの冒険は、「路線図」から始まります。

この路線図は、各駅に設置してあります。基本的にはこの駅に設置してある路線図を使います。
また本店でも最新の路線図が無料でもらえます。路線図をインベントリから呼び出してHUD(画面に表示できる地図)として使うことも可能です。
- 地図に並ぶ駅名をクリックすると、その駅にテレポート!
- リアルな鉄道のように番号や路線名もついていて、旅気分がぐっと高まります。
- 公式サイトから直接飛べないのも、“この路線図を通して旅をしてほしい”という作り手の思いがあるから。
Second Lifeのどこにいても開ける地図──それが、さいたまメトロの路線図です。
🚉 どんな駅に出会えるの?
さあ、ここからは実際に駅をめぐってみましょう。
行き先を決める必要はありません。
気になる名前、雰囲気、響きだけで選んでいいんです。
たとえば、こんな駅があります──
🔸 M05 さいたまメトロ本社

ここは、すべての出発点。初めての人でも安心して立ち寄れる場所です。
路線図を配布していたり、駅の歴史がまとめられていたりと、まるで博物館のようです。
「どこに行こう?」と悩んだら、まずはここに立ち寄ってみて。
🔸 L13 永福町駅

1SIMまるごとが昭和風の町として作られた大型のロールプレイエリア。
さいたまメトロの駅を含め、地上には高架鉄道が走り、2本の電車が実際に動いています。
住宅、商店街、神社、学校──すべてが手作りで配置された「動く昭和のまち」です。
🔸 L05 板目駅

レンガで作られた地下鉄のホームを抜けた先に、いきなり現れる神社の参道。
石造りのアーチや古びた案内板が並ぶ駅構内から、自然と神域がつながるような不思議な空気が漂います。
その完成度は、さいたまメトロをよく知る人たちからも「見に行くべき駅」と評されるほどです。
どの駅も無料・クリックひとつで旅ができる場所です。
あなたの好奇心ひとつで、誰かの世界にふれられる──それが、さいたまメトロの魅力です。
🛠️ 駅をつくることも、できるんです
もし、あなたがSecond Lifeに自分の拠点やお店、空間を持っていたなら──
そこを駅にすることができるのが、さいたまメトロのもうひとつの魅力です。

参加方法はシンプル:
- 駅名と番号を決めて、地下鉄の駅の入口を設置
- 公式サイトやX(旧Twitter)で完成した駅入口の写真ともに申請
または、SNSがない場合は、運営者にノートカード内に必要事項を記入して送付 - 承認されると、あなたの駅が路線図に追加されます!
小さな案内板ひとつでも、街全体を作りこんだ大駅でもOK。
「駅をつくる」ことそのものが、あなたの世界を誰かとつなげる手段になるんです。
🎨 「駅」という共通の遊び場
さいたまメトロには、「ただリンクで飛ぶ」だけじゃない、創作の楽しさがあります。
- 誰でも理解できる「駅」というテーマだから、入りやすい
- 作り方は自由。看板だけでも、構内や改札、ポスターを作り込んでもOK
- 路線番号や駅名のルールがあるから、作品同士の世界観がつながる
結果として、単なる建築イベントではなく、仮想都市ごっこのような空気が生まれています。
「さいたまメトロ」とは、仮想の鉄道を通じて、
それぞれの世界を持ち寄る“ごっこ遊びの連帯地図”。
🚏 旅のきっかけは、あなたのクリックひとつ
迷っても、目的がなくても、大丈夫。
さいたまメトロの路線図を開いて、気になる駅名をクリックするだけで、
あなたのSecond Lifeに“どこかの誰かの物語”が流れ込んできます。
ときにはただの散歩かもしれないし、思わぬ出会いや発見があるかもしれない。
「この世界、ちょっと面白いかも」──そう思えたとき、
その旅の始まりにいたのが、さいたまメトロだったら嬉しいのです。