見落とされがちなIMの正体
Second Life(以下SL)では、「IM(インスタントメッセージ)」という個別チャット機能があります。これを「後から読めるメールのようなもの」と思っている人は少なくありません。しかし、IMは実際には“リアルタイムのチャット”に近い仕組みであり、使い方を間違えると大切なメッセージを失ってしまう可能性も。
この記事では、SLのIMに関する注意点や誤解されやすいポイント、実際のトラブル例と対策方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
クラウド保存されない?その実態とは
✅ ログの保存先は「ローカルPCのみ」
- SLのIMログは、使用しているPCの中だけに保存されます。
- 別のPCやビューワーでログインしても、過去のIM履歴は見られません。
- Firestormなどのビューワーではログ保存設定があり、ONにしていないと履歴すら残りません。
よくある誤解とトラブル
❌ IMはGmailのようにどこからでも見られる?
→ × 完全な誤解です。クラウド保存ではないため、見返せません。
❌ クラッシュ中でもログイン状態だからIMは受け取れている?
→ × 表示はされても、ログには残らない可能性が高いです。
❌ メール通知でIMはいつでも確認できる?
→ × オフラインのときだけ通知されます。クラッシュ中などは無効です。
実際に起きたトラブル例
- IMを受信をしていたがクラッシュをしたため、誰からIMが来たかを辿れなかった。
- クラッシュ中にIMが来ていたが、画面に表示されていても保存されず、後で確認できなかった。
- オフライン中にIMが大量に送られ、「Delivery Capped(上限超え)」で一部が届かなかった。
- ログ保存をしていなかったため、別PCで確認しようとしたが履歴がなかった。
対策とおすすめの運用方法
🛡️ 安全にIMを使うために、次の点を確認しよう:
- ビューワーのログ保存設定を必ずONにする。
- 保存フォルダの場所を確認・定期的にバックアップを取る。
- 重要な連絡はIMだけで完結しない(ノートカード、Discord、メールなど併用)。
- IMを受け取るときは、相手に「届いてるかどうか」を一言確認すると安心。
- IMのメール転送機能(オフライン通知)もONにしておくと、多少は安心材料になる。
IMを「チャットの延長」と考えよう
Second LifeのIMは、リアルタイム性を重視した「チャット」に近い存在です。よってメールのように「あとから読めるもの」と思って使っていると、大切なメッセージが消えていたり、受け取ったことすら気づけなかったりします。
正しく仕組みを理解しましょう。そして自分も相手も安心できるコミュニケーションを心がけましょう!
💡補足:この内容はFirestormや公式ビューワーなど、各種ビューワーでも多少仕様が異なることがあります。設定や挙動に不安がある方は、それぞれのビューワーのマニュアルもチェックしてみてくださいね。
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