Second Lifeでは、アイテム操作や便利な機能を使うために「HUD(ヘッドアップディスプレイ)」を装着することがよくあります。しかし、ときどきHUDを装着しても画面に表示されないというトラブルに遭遇することがあります。
この記事では、HUDが見えなくなってしまう主な原因と、すぐに試せる対処法をまとめました。初心者の方でもわかりやすいように、順を追って解説します。
1. HUDが画面外に移動してしまっている
一番多いのは、HUDが画面の外に飛んでしまっているケースです。表示されていないだけで、実はちゃんと装着されています。
- 他のHUDを右クリック →「編集」を選び、画面内でマウスホイールを下に回すと白い枠が表示されます。
- 白い枠が表示されてる状態で、見えなくなったHUDを探します。
- 見えなくなったHUDをクリックすると青と緑の矢印が出ます。それを使って画面外に移動したHUDを白い枠の中に移動させます。

2. HUDが極端に小さい or 透明になっている
装着したHUDが極端に小さいサイズや透明になっていて、見えていない可能性もあります。
- HUDを「編集」して、スケール(サイズ)を拡大してみましょう。
- Firestormの設定で「透明オブジェクトを表示」をONにすることで、見えるようになることも。ショートカットはCtrl+Alt+Tです。
- マウスカーソルを画面の隅などに動かして、見えないHUDに反応がないか探してみてください。

3. 他のHUDやUIに重なって隠れている
複数のHUDを使っていると、同じ場所に重なって表示されてしまい、片方が見えないことがあります。実はHUDを移動させることが可能です。
- 一度、すべてのHUDを外して1つずつ再装着し、重なりがないか確認してみましょう。
- HUDが装着される場所(アタッチポイント)を変更できる場合は、HUDの装着位置をずらすのもおすすめです。
4. Viewerの設定でHUDサイズが小さすぎる
4Kディスプレイなどの高解像度モニターを使っていると、Viewerの設定によってはHUDが小さく表示されすぎて見えないことがあります。

- Firestorm Viewerの場合:「環境設定」→「UI」→タブ「2Dオーバーレイ」の「HUDサイズ」のスライダーを調整(1.0 → 1.5〜2.0 など)。
- 「UIスケール」も同時に調整すると全体が見やすくなる場合もあります。
5. ViewerやHUDの不具合
HUD自体にスクリプトの不具合がある場合や、Viewerが一時的に動作不良を起こしていることもあります。また、編集可能なHUDの場合は間違って編集して壊してしまった可能性もあります。
- Viewerを再起動してみる。
- 別のViewer(公式ViewerやFirestormなど)でログインして試してみる。
- HUDを再取得(再購入や再配布)して装着しなおしてみる。
- 製作者にノートカードで問い合わせるのも一つの手です。
6.Viewer側でHUDが非表示になってる
ViewerはHUD自体の表示をオン・オフする機能があります。間違って押してしまったか、非表示の解除を忘れたときに起こります。上記の対策をしても見えなくて困るなんてこともあります。
- ショートカットキー「Shift+Alt+H」を押すことで、HUDの表示のオンオフを切り替え出来ます。
おわりに:焦らず、ひとつずつ確認しよう
HUDが見えないと焦ってしまいがちですが、原因は意外と単純なことが多いです。この記事で紹介したポイントを一つずつ確認していけば、きっと解決につながるはずです。
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