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Second Lifeの「モール」って実際どうなの?現役クリエイターが語る、夢と現実

Second Lifeを歩いていると、今でもあちこちで見かける「モール」。
可愛い看板やきらびやかな外観に惹かれてふらっと立ち寄ったことのある人も多いのではないでしょうか。
でも、実際にモールに出店してみると……「あれ?誰も来ない?」という体験、ありませんか?

この記事では、現役クリエイターとしてモールに参加してきた私の視点から、
Second Lifeにおけるモールの実態、そしてイベントとの違い、
これから出展を考えている方へのアドバイスをお届けします。


■ モールに出してみたけど……人が来ない?

私自身、これまでに数十ヶ所のモールに出展してきました。
最初は「ここに置けばたくさんの人に見てもらえる!」という期待がありました。
でも、ほとんどのモールで共通していたのが、“来訪者の少なさ”。

ブースは空きだらけ、商品も更新されず、数ヶ月間放置されているような場所も少なくありません。
「OPENING SOON」の看板が1年以上放置されていることも。
見かけはモールでも、実態は“残骸”だったということもしばしばです。


■ 運営とクリエイターとお客さん、それぞれのズレ

・モール運営者:土地を活用したい、家賃で維持したい。でも宣伝はしない。
・クリエイター:商品を見てほしい、売りたい。でも展示したら終わり。
・お客さん:イベントやSNS、マーケットプレイス中心で動いている。

この三者がそれぞれ違う方向を向いているのが、今のモールが機能しづらい原因のひとつです。


■ イベント出展とのちがい

モールが「置くだけ」になりがちなのに対し、
イベントは明確な開催期間、テーマ、参加ブランド、そしてお客さんの目的があります。
イベントに参加したときのアクセス数や反応は、モールとは比べものにならないほど大きく、
「見てもらえる・買ってもらえる」実感があります。

もちろん参加費はかかるけれど、「ただ置いておくだけで売れない場所」に費用や作品を投資するより、
イベントで集中的に露出する方が、結果的に反応も売上も見込めます。


■ じゃあモールは無駄?

いいえ、モールにも活用の仕方はあります。

・自分の本店のショールーム代わりに使う
・イベント出展中の商品を期間限定で展示する
・マーケットプレイスへの導線にする(LMや看板設置)

あくまで「補助的な展示場所」として位置づけることで、
無駄な期待や労力を減らしつつ、有効活用することができます。


■ まとめ:大事なのは“見てもらう仕組み”を作ること

Second Lifeでは、「出せば売れる」時代はとっくに終わっています。
モールに出すことも、イベントに出ることも、それ自体がゴールではなく、
“どうやって見てもらい、行動してもらうか”を考えることが一番大切です。

この記事が、これから活動を始めるクリエイターさんのヒントになれば幸いです。

あなたの作品が、誰かの「可愛い!」に届きますように。

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