「契約書って、実際にどう作るの?」
「テンプレートはあるの?自分で書くの?」
この記事では、Second Lifeで主従関係を楽しむために契約書を使いたいと思った人向けに、基本的な作り方、安全に楽しむための準備、そして書くときの注意点をやさしく解説します。
1. まずは“何のために使うか”を共有しよう
契約書の前に大事なのは、「どう楽しみたいか」についての会話です。
これはロールプレイの土台となる部分であり、書類そのものよりもずっと大切です。
たとえば、こんな話し合いから始めてみましょう:
- どんな主従関係にしたい?
- どのくらいの頻度でやりとりする?
- 現実との境界はどこに置く?
- やってみたいプレイと、やりたくないことは?
- セーフワード(やめたいときの合図)はどうする?
お互いの価値観、希望、限界を知ることが、安心して関係を始める第一歩です。
2. 契約書の構成:どんな項目が必要?
契約書に「正解」はありません。でも、安心して使えるようにするためには、以下のような項目がよく含まれます。
🔹 基本情報
- 契約するふたりの名前(アバター名など)
- 契約の開始日・終了日(または期限なし・随時終了可など)
🔹 関係の範囲とルール
- 主と従者の役割(何を求め、何を任せるか)
- 許可される/禁止される行動
- 現実に干渉しないと明記する例も多い
🔹 安全と同意
- セーフワードの設定
- いつでも中断・終了できることの明記
- トラブルが起きたときの連絡手段(Discord、ノートカードなど)
🔹 フィードバックと見直し
- 定期的な振り返りのタイミング(例:週1、月末など)
- 改訂や修正の自由を保証する一文
🔹 署名(オプション)
- アバター名+日付、もしくはお互いの合意確認のスクリーンショットなど
3. テンプレートみたいなものはあるの?
あります。ベースとなるテンプレートは非常に役立ちます。
ただし、「そのままコピペして名前だけ変える」だけでは、十分とはいえません。
🌟おすすめの使い方:
テンプレートを“たたき台”にして、ふたりで書き換えながら一緒に作る。
このプロセスそのものが、主従関係を深める重要な時間になります。
お互いにとって“心地よい”内容になるまで、遠慮なく話し合いながら調整していきましょう。
4. 安心して使うための「最低限のチェックリスト」
契約書を交わす前に、次のポイントをふたりで確認しましょう:
✅ お互いの合意があるか?(強制や圧力になっていないか)
✅ 現実との線引きができているか?(私生活に持ち込まない)
✅ セーフワードは決まっているか?(すぐに止められる仕組み)
✅ 終了や中止は自由か?(“従わないといけない”になっていない)
✅ 話し合いや修正ができる関係性か?(意見を言い合える雰囲気)
5. 「主が作るもの?従者が作るもの?」
実は、どちらが書いても構いません。
大切なのは、「一方的ではなく、ふたりで作る」という姿勢です。
- 主が草案を作り、従者が確認する
- 従者が提案を出し、主がそれを調整する
- ふたりでゼロから一緒に作る
このどれもがOKです。
契約書は“命令”ではなく、“共通の土台”として機能するもの。
そのためには、両者が納得していることが絶対条件です。
まとめ:書くことより、話すことが大切
契約書を書くこと自体は、そんなに難しくありません。
でも、その前後にある「会話」こそが、一番大事な部分です。
Second Lifeでは、誰でも簡単に主従関係を名乗ることができます。
でも、“続けていける関係”を築くためには、信頼と対話が欠かせません。
契約書はそのためのツールであり、「ふたりの関係を大切に育てていくための約束」 です。
形式にとらわれず、お互いにとって気持ちよく過ごせる関係をつくっていきましょう。
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